本日大晦日。
ようやく仕事を納めてまいりました。
仕事から帰る際。職場の方々へ「本年中はお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします」…と、深々とおじぎ。
あわせてひとこと。

良い年をお過ごしください。
このやりとりね。
したくない方も、いらっしゃると思うんです。
良い年なんて来るわけがない、大切な人が居ない状態で新しい年なんて迎えたくもない。
そんな気持ち、その他諸々。
私の場合は秋ごろから。クリスマスや年末年始のことを考えると憂鬱になるくらい、新年がせまってくることに抵抗を感じていました。
やだもん。
夫のいない日々が続くのが。
やだもん。
カレンダーをまたぐことで、夫との日々がうしろへ遠ざかってしまう感覚が。
そう思っているくせに。
遺族の皆様へ、そっと年末のご挨拶です。
遺族の方々へ年末のご挨拶…心身穏やかで過ごせますように

みなさまは。
今この時。いかがお過ごしでしょうか。
このところ、ツイッターもあまり読めていません。
心の中はともかく。
体だけでも元気でお過ごしでしょうかと、気になっております。
心の中は、自分自身でもどうしようもないものです。
せめて、自分を責めたり、苦しんでいませんように。
苦しみの沼から抜け出せない状態になっていませんように。
穏やかでありますように
日々を本人が頑張らなくとも。
なるべく穏やかでありますように。
おそらく、大切な人を亡くした後も生きている私たちは、生命を維持しているだけでもエネルギー消費が激しいのではないでしょうか。
人から見たらグウタラしている状態だとしても、エネルギーが回復しません。
望んでいた人生を生きていないから。
まさかの人生を生きることを受け入れられない心があるから。

生きててほしかったな…。

妻よ…
やけぐい大晦日

穏やかでありますようにって言っておきながら(笑)
胃袋は穏やかではなく、ブラック企業の社畜ばりに頑張ってもらいます。
大晦日の今宵。
暴飲暴食してやるぜ!と、しっかりと夕飯を食べたあと。一本満足バーを食べ、ミカンホイップサンドイッチまで食べました。
ぶたさん、まっしぐら。
暴飲暴食も、ある種の自傷に含まれる気がします。今夜はなんとなく、食に走っております。
心が病むよりは、いいかなぁ。
- 食に走る人
- 酒に走る人
- 薬に走る人
- 自傷に走る人
薬と自傷は走らないほうがいいですね。
いや。どれも走らずに済むなら、それが1番なんでしょう。

やけぐいは良くないとは…思ってるんだけどね
物にあたるわけにはいかないし…、人に迷惑をかけるわけにもいかないし…。
やりどころのない気持ちを、どこかに走らせるから生きていけている。
そんな人もいる、行く年くる年。
生きている人を讃える
人間は、そんなに強くは出来ていない。
弱く見えないように普通に見えるように、毎日を生きています。
野生の動物の本能が、人間にも残っているのかもね。
ほら。
野生の動物は弱った時に、悟られないようにするでしょう。悟られないことが難しいほど弱っている時は、自分が見つからないところへ隠れるでしょう。
夫もそうかしら。
最後は、悟られないようにしたのかしら。
あなたが普通にふるまうのが上手だったのか。私が鈍かったのか。どちらかな。
悟らせて欲しかったです。
死にたくなるような人生にさせたくなかったな。
死なないで欲しかった。
生きていてほしかった。
そんな力になる存在に、私はなれなかった。
心の中の自分と、社会の中での自分の振る舞いがかけ離れている自死遺族。
夫が生きている風に装う事も出来る。
悲しくても、自然体で穏やかに会話することにも慣れました。
街を行く人来る人。笑顔の人も、笑顔だから幸せとは限らないと思い知った今年。
おめでたくはないけれど

新年がおめでたくはありませんが。
それでも、これを読んでくださる方々が、今よりも少しでもより良い年になりますように。
あっ、読んでない方も幸せでいてくれないと困るな。
私たちも。私たち以外も。
日本の人も、日本ではない人たちも。
すべて。
より良い年へ向かいますように。